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新しいお札はユニバーサルデザイン&最新技術で「動くお札」

コラム ユニバーサルデザイン新紙幣

新しいお札がやってくる!アップグレードする私たちの紙幣

2024年7月、20年振りに紙幣のデザインが刷新されます。

2019年の発表後、再びちらほらとメディアで取り上げられ始めました。

お金とは言い換えるなら信用ですが、世界的によく使われている、アメリカ・ドル、ユーロに並ぶ日本のお金「円」は、信頼性が非常に高く、
改めて言うまでもなく、私たちの日常生活においても疑いなく決済手段として用いられている通貨です。

そんな日本のお金(紙幣)について、新紙幣発行の前にチェックしてみたいと思います。

 

日本の紙幣で新登場する人物

お札

 

新紙幣で描かれる人物はどのようにして決まる?

財務省によると、紙幣に描かれる人物は以下の条件を求められるそうです。

以上の3点とされています。

 

新しいお札の人

そして、新しいお札に選ばれた3氏の共通点として、

という「現代の日本にも通じる、普遍的な問題に取り組んだ人物」という点だと説明しています。
それにしても本当に凄すぎる方々です。

※私は恥ずかしながら津田梅子氏について、名前を目にしても、「津田塾大学の創設者の人かな???」といった程度で、肝心なお顔はまったく存じ上げませんでした、、、。

私と同じように選ばれた人物に対してそれほど詳しくない方もいらっしゃると思いますが、残した業績の大きさを考えると選ばれる理由がわかりますね。

 

ユニークなデザインと世界初の最新技術

カラーチャート

 

あらゆる人に利用しやすいユニバーサルデザイン

今回の新紙幣も人物変更はあるものの、「肖像を載せる」という方針や「透かし」など大きな要素の変更はありません。

私は初めてこの紙幣を見た時、配色に目が奪われ、カラフルな印象を受けました。

国の通貨である以上、重みであったり、高貴なものを感じさせる必要があると考えますが、それらの度合いを中和するかのような多色展開。
現行の日本の紙幣と比べ、やわらかさがさらに増したお札だなと感じました。

そして、今回の新紙幣はこれまでオモテ面の中段にあった漢数字がアラビア数字に変わります。

ユニバーサルデザインとは、「年齢や能力、状況などにかかわらず、デザインの最初から、できるだけ多くの人が利用可能」なデザインです。
ですので、新しいお札は他国の方への配慮など「あらゆる人に利用しやすいデザインである」というユニバーサルデザインの考えのもとデザインされています。

先ほどやわらかいと表現しましたが、アラビア数字もわかりやすく親しみやすい印象を受ける要因の一つになっていると思います。

 

こだわりのアラビア数字

このアラビア数字、さらによく見ていくと興味深いところがあります。

数字の詰め具合、紙幣によって数字「1」の先端の出っ張りの「ある」「なし」の違いがあるなど、間違い探しをしたくなるようなユニークなデザインになっています。
(私は詰め具合を手直ししたい衝動に駆られてしまいました)

 

最新技術で立体的に「動くお札」

動くお札

また今回、世界で初めて紙幣に採用される最新技術として、角度を変えて見るとデザインが変化する「ホログラム」が採用されました。
斜めに傾けると肖像が立体的に動いて見えるそうです!

そう、動くお札なのです!

そもそも定期的な新紙幣発行の主な目的が偽造紙幣の防止であるとはいえ、今回の新紙幣のアップデートは本当に驚くべきものです。

昔、友達同士の間でお金を使うことを「諭吉が飛んでいく」と表現していたことがありました。

来年から表現するなら「栄一が飛んでいく」になりますが、ここ数年で、私は買い物をする際、電子決済サービスを利用することが多くなり、お札を見る機会がめっきり減ってしまいました。

それでも、改めてカラフルな色合いとユニークなデザイン、最新技術が詰まった新紙幣の登場を楽しみに待ちたいと思います。

新旧のお札を並べて比べてみるとまた新たな発見があるかもしれませんね。

 

著者:広告代理店 株式会社ライトスタッフ 制作担当A

参考:財務省 わが国の紙幣